京阪南滋賀駅から西に500m坂を上った先にある福王子神社境内に点在している古墳群である。
大津歴史博物館のデータベースによると福王子古墳群は総数15基の円墳から構成される古墳時代後期頃(6世紀後半)の群集墳です。
横穴式石室が確認できるのは4基(1号墳,2号墳,6号墳,8号墳)、残りの11基は西大津バイパスによる道路造成や
崩落、諸々の起因により確認は困難でした。発掘調査時に4基から滋賀里の百穴古墳群からも出てきたミニチュア炊飯型土器が出土。
福王子古墳群から北方すぐに流れる川の向かいには大友黒主を祭神とする大伴神社があるが、
その境内にも古墳が存在している。大伴古墳群(福王子北古墳群)である。川を隔てた向かい側にあり、
橋が架かってあるのでそこから行くと近道である。
各称 | 測定 |
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石室の主軸 | 北北西 |
開口部 | 南南東 |
形式 | 左片袖式横穴式石室墳 |
石室の現全長 | 4.75m |
玄室縦の長さ | 3.2m |
玄室奥壁幅 | 推定1.8m |
羨道寄り | 1.8m |
羨道幅 | 0.85m |
各称 | 測定 |
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主軸 | 北西方向 |
開口部 | 南東 |
形式 | 左片袖式横穴式石室 |
現全長 | 6.7m |
玄室縦の長さ | 3m |
横の長さ | 2.5m |
羨道幅 | 玄室寄りで1.1m |
羨道中央部 | 1m |
羨道入口部 | 八の字状に開口するため1.5m |